1分で30円上下するようなリスクに見舞われる前に考えておきたいこと

1分で30円上下するようなリスクに見舞われる前に考えておきたいこと

FXはレバレッジをかけた取引ができるため、株式取引と比べても大きな利益を期待できる資産運用の方法ですが、裏を返せばそれだけ大きなリスクを背負っているとも言えます。取引を続けて利益を得るためには、厳密なリスク管理が欠かせませんが、そのために注意したいポイントにはどのようなものがあるのでしょうか。今回は相場の急変動のようなリスクに見舞われる前に考えておきたいポイントを見てみましょう。

リスクとリスク管理のための手段としての「PDCAサイクル」

そもそも、気軽に口にしている「リスク」とは、どのようなものなのでしょうか。分野によって定義が異なりますが、リスクとは一般には「ある行動によって(あるいは行動しないことによって)、危険にあう可能性や損をする可能性を意味する概念」とされ、FXでは取引によって損失をこうむる可能性のことを言います。リスク管理とはリスクを取りながら損失の局限と利益の拡大を狙う方法であり、いわゆるPDCAサイクルによってその実現を目指します。

では、PDCAサイクルを回してリスク管理をするためには、どのような点に注意するべきなのでしょうか。ポイントとなる点を見てみましょう。

P…Plan(計画)

最初に、短期・長期のどちらで取引をするのかといった取引スタイルの決定からはじまり、どの程度の資金量を投入するのかやどういった取引方法を中心とするかなどの取引の計画を立てます。

D…Do(行動)

どのような取引をおこなうか計画を立てた上で、実際の取引に望みます。実際の取引では、為替相場の分析を入念におこなった上で相場の方向性(トレンド)を読み、計画と擦りあわせて取引をすることが欠かせません。
また、トレンドが予想外の動きをしたときに大きな損失をこうむらないよう、利益確定の注文と合わせて損切り注文を発注することはリスク管理の上で重要なポイントです。しかし、損失を恐れるあまり損切り注文をあまりに小さいところに設定すると、わずかな値動きで損切り注文が確定してしまうため、ある程度の値幅を置いた設定が必要となります。利益確定と損切り注文のバランスを取って、無理のない設定をするようにしましょう。
この他に実際の取引で注意したいポイントとしては、

  • 取引の勝率にこだわらない
  • 1回の注文での発注額をむやみに大きくしない
  • 同時に決済する複数のポジションを保有しない

など、自分が管理できる範囲での取引に留めることが欠かせません。

C…Check(評価)

取引が完了したあとには、取引の内容や結果がどのようなものだったのかを含めて再検討をすることで、次回以降の取引の改善につなげることが欠かせません。
検討材料となるのは、ポジションを持つに至った理由や利益確定・損切りのタイミング、為替相場全体のトレンドなどです。
これらの材料と取引結果を分析することで取引内容にかかわらず反省をおこない、次回以降の取引の改善につなげることで、PDCAサイクルは完結します。
評価・分析には手間がかかるため、「儲かった・損をした」という感覚で取引をするトレーダーが大多数ですが、キチンと記録に残して正確な分析をおこなうことは、より安定した取引につなげることはリスク管理には欠かせません。

おわりに

レバレッジをかけた取引により大きな利益を期待できるのがFXの魅力ですが、そのためにはリスク管理をおこなうことでできるだけリスクの小さい取引を心がける必要があります。
リスク管理に留意した取引のためには、PDCAサイクルをまわすことで取引の再検討などをおこなうことが欠かせないと言われています。
PDCAサイクルの具体的な流れを知り、より安定した取引の実現に繋がるようにしましょう。